パーマのお話
ネットなどでパーマ系の情報を検索するとありとあらゆる名称のパーマがあって、それぞれが
全く別のパーマのような印象を受けます。
例えば 水パーマ、コスメパーマ、デジタルパーマ、エアーパーマ、毛質改善パーマ。。などなど
パーマっていろいろ種類あるんだなーって印象をお持ちでしょうが
大きく分けると2つしかないんですよ
まず従来の「コールド系」
次に熱や風でドライ工程を入れる「ホット系」
以上
あとは工程と薬液による違いです。
パーマを複雑にしているのは
それぞれで使う「還元剤」と呼ばれるパーマを掛けるさい
髪の毛の結合を切るお薬があるのですが、これの種類がチオグリコール酸、システアミン、サルファイト
スピエラ、GMT・・・・・・・・といろいろあるわけです。
そして 酸性、中性、アルカリ性。。。。
細かく分けていくとかなりの種類になりますねー!!
それにメーカーやサロン側がオリジナリティーを出そうと
いろんな名前をつけてますので
一般の方はますますわかりにくくなっています
この薬液選択が美容師の仕事になります!!
工程はお客様の髪質によってだいぶ変わっていきます^^
薬液の種類が増えるごとに可能になるスタイルが増えていくわけですので
我々技術者サイドにとってありがたいことです。
ですがそれぞれの薬液の特性やスタイルとのマッチングをしっかり理解して
使っていきますのでので常に勉強が必要なのです
そこで「コールド系」 「ホット系」
この2つのパーマの違いを
ご理解していただけるようにご説明致します
『ホット系』パーマとは??
ドライ工程するとどうなるか??
ここがホット系パーマの一番の特徴
ウェーブギャップ(濡れた時と乾いた時のウェーブの差が)が少ない!
ダメージのある方などは
濡れてる時はダレていても持ち上げながら
乾かすともりもりカールが出る場合も多々あるくらいです
この特徴が様々なメリット・デメリットして出てくるのです
「パーマがダレない」
「コテで巻いたようなカールができる」
「長持ちする」
「髪が細めでかかりにくい方でもかかりやすい」
根本の縮毛矯正と同時に行う
「ストデジ」
もできます
『ホット系』のデメリットですが
上記に上げた特徴が
スタイルによってはデメリットになってしまう
ということです
「かる~く動かしたい」
「ブローするから簡単にウェーブが伸びてくれたほうがいい」
など
ウェーブギャップが逆に必要なスタイリングがしたい場合は
デメリットになっちゃいます
『コールド系』パーマとは
最近よく聞く「クリープパーマ」
もこっちの分類です
乾燥工程のない
髪が濡れた状態ですべて処理していくパーマです
特徴は
「ウェーブギャップが髪質によってだいぶ違う」
ということです
かかりやすい方はこちらで十分
対応できます
かかりにくい方は濡れている時には綺麗にカールが
出ているのに
乾かすとなくなっちゃう。。。。
という現象が起きてきます
なのでムース、クリーム、ワックスなどの
スタイリング剤が必須になってきます
「ホット系と比べるとパーマの落ちが早い」
「繰り返しの施術にもある程度耐えられる」
これもメリットでありデメリットです
頻繁にスタイルを変えたい方にはメリットでしょう
あとはグリグリ型
これは構造上ホット系では無理がありますね
ある程度のダメージ覚悟でするスタイルなので・・
ベリーショートのピンカール
あとはメンズパーマ
こちらもコールド系ですね
まとめ
一番大事なのは
なりたいヘアスタイル
&
髪質
&
現在の髪のコンディション
&
普段のお手入れ
をしっかりと見極めてどのパーマが
最適かををご相談しながら
決めていくことです
そのお手伝いをさせていただきますので
お気軽にご相談くださいねー^^